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旅行をふり返っていたら、自分をふり返ってました…

横井です。独立への道6回目。
先日ベレーニョのお客さまのトモさんに誘われた旅先で、人を楽しませたり、楽しい場をつくるにはどうすればよいのか?というようなことを考えブログの原稿を書いていたのですが、店主にバッサリだめ出しされてしまいました。

あれ?なんで楽しませたいんだっけ?
そもそも自転車屋になって何がしたいんだっけ?
…この質問に即答できませんでした。どうしようもなく悔しい、情けない…

けどそういうことか。「まだそれすら分かってなかったんだ」ということが分かった。
だからここからまた進もう。
そこで自分史を一生懸命ふり返りました。

もともとアウトドアが好きだった自分ですが、自分は自転車に出会ってさまざまなものをもらったと思います。
大げさかもしれませんが、人生が変わったと言えるくらい。
自力で風を切る爽快感、友人と旅に出る楽しさ、レースやロングライドに挑戦をする気持ちや、その達成感、いつの間にか体力がついていた喜び、軽さへの驚きやお気に入りの一台を手にした時の感動など、本当にいろいろ。
そうして楽しんでいる自分をみて、新たに友人が自転車に乗りはじめ、本気でのめり込んで「やってよかった!」と言ってくれた時が一番嬉しかったことを思い出したのでした。

ああ、そうだった。そういう人をもっと増やしたいと思ったんだ。
だから「自らも本気で楽しんで」もっと多くの人に「自転車の魅力を伝える」ためにお店をやりたい!と思ったんだな、自分。
自分が「楽しい」「いい」と思ったことを、自分だけの楽しみにしないで、もっと広めたい!
自分が提案・提供した人全員に「やって良かった」と感じてほしい!
自転車以外のものでもよかったんでしょうが、自分がもっとも本気ですすめられるものが自転車だったんです。

その魅力をもっといろいろな人に伝える術を身につけたい!と思ったんですね。
そのことを、トモさんに誘われた旅先でトモさんが話を盛り上げて「楽しい場」をつくっているのを見て実感したのでした。
自転車以外の知識や表現、ものの見方もできた方が、より話題もふくらませやすく楽しさも伝えられると。

でもこう書きつつも、まだ自分がどういう人間で、何を伝えたいのかを掘り下げている段階です。
自転車の魅力を伝えるためには自転車の知識が必要だと思っていたのですが、今の自分に必要なのは知識じゃない。
もっと自分が何を伝えたいのか、どうすれば伝わるのかを考えなくちゃいけない。
そのために幅広い視野を持とうと、自転車に関係なく自分が知らなかった世界にもたくさん足を運ばねば!と思ったのでした。
そうすれば結果的に話題も広がる!

…ということにまでこの旅行がきっかけで考えがめぐったのでした。
トモさん、ありがとうございました!

by velenyo | 2012-03-16 09:11 | よこちん独立への道
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